新築で家を建てる際、工務店とハウスメーカーのどちらを選ぶかは非常に重要な決断です。
家を建てる際にどちらを選ぶかで、建築のプロセスや将来の住み心地が大きく変わります。さらに、家を建てた後のメンテナンスやアフターサポートにも違いが出てきます。
単にデザインや性能だけで選ぶのではなく、両者の特徴をしっかり理解した上で決めることが大切です。
本記事では、次のポイントについて詳しく解説します。
これらのポイントを把握することで、あなたの家族に最適な建築会社を見つけやすくなります。最初の絞り込みが、後々の満足感に大きな影響を与えるでしょう。
特に、住宅情報誌を集める前にどちらを選ぶかを決めておくと、情報収集や訪問の手間が省け、時間とコストの節約にもつながります。
この記事を参考に、あなたにぴったりの建築会社選びに役立ててください。
工務店とハウスメーカーどちらを選ぶ?【3つのポイントと選び方】
新築を考える際、工務店とハウスメーカーの選択は重大です。この選択が、建築コストやメンテナンス費用、設計プラン、工事期間、アフターケアなど、将来の生活に大きな影響を与えることを忘れずに、じっくり考えましょう。
工務店とハウスメーカーの失敗しない選び方とは、工務店とハウスメーカーの違いやそれぞれの特徴やメリットとデメリットをしっかりと理解することです。自分たち家族にぴったり合った建築会社を見つけ、理想の生活を実現するために、3つのポイントと選び方をご紹介します。
貯金がいくら必要で、銀行からいくら借り入れができるのか?ハウスメーカーと工務店の違いも分からないし、家が建つまでの流れも分からない。分からないことだらけで何から手を付ければいいのかすら分からない方はこちらの記事をご覧ください。
ポイント①:工務店とハウスメーカーの家づくりの違いを理解しよう!
工務店とハウスメーカーでは、家づくりのアプローチが異なります。自分たちがどのような家づくりをしたいかを決めるために、違いを理解しましょう。
「工務店」と建てる家づくりを知る
工務店の特徴は、設計の自由度が高く、お客様の要望に応じたプランニングが可能です。間取りや外観、内装、設備など、すべてを自由に設計できます。また、こだわりがある部分に重点を置いて予算を配分することも可能です。
家づくりに強いこだわりがあり、ゼロから家を建てたい方に適しています。
「ハウスメーカー」で建てる家づくりを知る
ハウスメーカーは、メーカーブランドのテーマに沿ったプランが充実しています。多彩なプランから選んで、間取りや設備を組み合わせて家を建てることができます。自由度は減りますが、プランニングの期間が短くなり、建材のことなど調べる手間も減ります。
手間や時間をかけたくない方に向いています。
温度・湿度はスマホアプリで管理できるので、室内の温度・湿度の状態を常に把握することができます。お年寄りや赤ちゃんやペットの健康管理に使え、外出先からでも部屋の温度の確認ができます。日々の室内環境をデータとして見ることができ、革新的なスマートホーム製品として暮らしをより快適にします。高気密高断熱の高性能住宅には備え付けしたいデジタル温湿度計です。
スマホやスマートスピーカーを使って家電や住宅設備を「操作・制御・管理」するスマートホームにするなら「SwitchBot」がオススメです。「SwitchBot」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ポイント②:工務店とハウスメーカーのメリットとデメリットを理解する!
メリットとデメリットを理解して総合的に決めていきましょう。性能面と経営・対応の面、設計・仕様・品質の面それぞれのメリットとデメリットを解説します。
「ハウスメーカー」で建てるメリット
ハウスメーカーは独自ブランドで全国に展開している大きな会社です。
全国規模で支店があるため、対応エリアが広いのが特徴です。
家の性能
・長期優良住宅の仕様が標準仕様になっている。
・高断熱・高気密の高性能住宅が得意。
経営・対応
・安定した企業経営。
・社内にいろんな資格者がいるので質問の答えが早くスムーズ。
・対応エリアが広いので気に入ったメーカーがあれば、だいたいどのエリアでも建てることができる。
・住宅展示場があるので実際に見て触れることができる。
・建てた後のアフターフォローが充実している。
設計・仕様・品質
・建材の規格や仕様を揃えて、施工のマニュアル化をしているので施工品質を保ちやすい。
・仕様や規格が統一化されているために工期が短い。
・テーマに合わせた間取りなどのプランが充実している。
・建材の規格・仕様を揃えているので大量仕入れ、大量生産ができるので原価コストを下げることができる。
・工場での加工が多いので品質が統一。
大きなメリットとしては安心感とブランド力です。モデルハウスにいつでも見れて体感できるところも魅力です。
間取りの自由度は低いですが、規格が統一されているので工期を短くできます。
建築コストに余裕があり、工期を短くしたい、住宅性能を高くしたい、いろいろ決めていくのが面倒な方はハウスメーカー向きと言えます。
ハウスメーカーで建てるデメリット
ハウスメーカーで建てる場合、デメリットを知らずに建てて、後で揉めるケースをよく聞きますのでデメリットこそよく知っておきましょう。
・工期が短く、職人の施工費が安い会社は職人仕事の施工品質が低い。
・しつこい営業の会社もある。
・人件費、住宅展示場の運営費、テレビCM、雑誌やチラシなどの広告費が掛かるので新築コストが高くなる。
・大量仕入れや大量生産をするために間取りの自由度が低い。
・同じ見た目(外観)の家が多い。
・営業の担当が転勤になり対応が変わることがある。
工務店で建てるメリット
地域密着型の経営で、社長1人で大工仕事から現場管理や経理までを行う工務店や、社員数名で多くの年間棟数を建てる工務店もあります。無駄な人件費を掛けずに、施主の想いに合わせて極限までコストを下げる努力をしています。
家の性能
・長期優良住宅を標準仕事にしている会社がある。
・高断熱・高気密の高性能住宅が得意な会社がある。
・低コストでデザイン性が高い高性能な家を作ることができる。
経営・対応
・地域密着経営なので対応が早く、アフターフォローがしっかりしている。
・フランチャイズ加盟店の工務店がある。
・人件費や広告費を抑えられるから新築コストが安い。
・多くの業者さんと一つのチームでより良い家づくりをしている。
・社外のプロフェッショナルな業者さんがサポートに付いている。
・着工棟数が多い規模の大きい工務店がある。
設計・仕様・品質
・業者さんの施行が丁寧。
・施工しながら仕様を決めれる会社が多い。
・間取りの自由度が高いので希望の間取りができる。
大きなメリットとしては間取りの自由度が高いところ、住む地域に合わせた住宅性能の仕様に変更がしやすいところです。
最低限必要な住宅性能を保ち、外観や間取りのデザイン性が高い家を建てることができます。
無駄な人件費や広告費を掛けずにコストを落とす努力を常にしていますので、新築コストを安くすることができます。
工務店で建てるデメリット
工務店は少人数で運営しているため、良い点もあれば悪い点もあります。どちらもきちんと確認することが大切です。
・1件1件間取りが変わりお施主様に合わせた仕様になるため、工期が遅くなる会社がある。
・少数精鋭のため申請業務が苦手な会社がある。
・高気密・高断熱の高性能住宅が苦手な会社がある。
・優良な工務店に出会うのが難しい
・モデルハウスが無い会社が多いのでイメージが湧きにくい。
・建材の自社開発ができないので建築資材の価格が少し高い。
耐震等級3の地震に強い家にすることで、地震保険の「耐震等級割引」を使うことができます。地震保険は自宅に住み続ける限り支払い続けますので「耐震等級割引」を使うと長期に渡って割引を受けれるところが大きなメリットです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
自宅の耐震等級によって地震保険の割引率が変わります。耐震等級3の場合は50%の割引率になります。
今現在、火災保険に加入している方は、火災保険を見直して不要な補償を外すことで保険料を大幅に安くすることができます。「火災保険」には、各保険会社固有の割引制度があります。割引制度を活用することで、火災保険料をさらに安くすることが可能です。
火災保険や地震保険の加入がまだの方、火災保険の見直しをして乗り換えを検討中の方はこちらをご覧下さい。
ポイント③、工務店とハウスメーカー、どっちで建てるかを絞る
工務店とハウスメーカーの違いやメリットやデメリットが分かったら、どっちで建てるかを絞っていきましょう。
家づくりの中で何を重視するか?を家族で意見を出し合い、まとめて絞っていきます。
重視する項目をそれぞれの得意、不得意なところに振分けていくと、どっちで建てた方が理想の家づくりに近づくかが分かってきます。
建築会社の資料を集める
ハウスメーカーと工務店のどちらで建てるのかが決まり、予算の総額、無理のない返済額が決まったら住宅情報誌を買い集めたり、ネットで理想の建築会社を検索して情報を収集しましょう。
そんな時に役に立つのが、一括請求サービスです。
カタログの請求先として、私がオススメするのは『タウンライフ』『LIFULL HOME’S 住まいの窓口』『持ち家計画』の3社です。これらの会社は提携している企業が多く、あなたが求める自由設計が可能な工務店やハウスメーカーもきっと見つかるでしょう。
後悔しない家づくりをするためには、信頼できる建築会社と出会うことが何より重要です。そのためには、まず情報収集が欠かせません。情報収集を怠り、建築会社を決めることは避けるべきです。
一括請求サービスは無料で利用できるので、できるだけ多くの建築会社のカタログを集め、理想の住まいを形にする会社と出会いましょう。
住宅カタログ一括請求サイトは『タウンライフ公式』がオススメです。提携業者が約1000社以上と一括請求サイトの中でも1番多いのがオススメする理由です。さらに!タウンライフなら見積もりと間取りプランをもらえ、希望すれば土地探しの提案がもらえます。
カタログを請求するよりも、実際に専門家と直接会って、中立的な意見を無料で聞きたい方には、LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の「住まいの窓口」をおすすめします。ここは不動産に関する情報を提供する国内最大級の住宅情報サイトです。ハウスメーカーや工務店、住宅ローン、新築の進め方など、まだ具体的に決まっていない方へのサポートが充実しています。
家を建てたいけれど、何をすればいいのか分からない方や、家づくりに時間をかけたくない方に特におすすめです。直接会って相談することも、オンラインで相談することも可能で、建築会社の紹介も受けられます。また、「はじめての家づくり講座」や「ローコスト住宅講座」など、個別の講座も用意されており、勉強したい方にぴったりです。すべてのサービスが無料で利用できます。
カタログ請求の申し込みと一緒に「相談・見学の予約」を選択できるのが「持ち家計画」の特徴です。こだわり条件の選択で、より条件が合う会社に出会えます。住宅に関する情報やコラムが充実しているので、家づくりの勉強をしたい人にオススメです。
実際に利用して「持ち家計画」が安心して利用できるサービスなのか調べて記事にしたのがこちらです。特に難しい設定などはなく、簡単な操作で3分くらいで入力は終わりました。2社のカタログ請求をしましたが、入力してから2日後にはカタログが届きました。
ハウスメーカー・工務店の住宅展示場を体験や相談することで、1社につき5000円のプレゼントキャンペーンを実施しています。しかも!参加した展示場の会社の数だけもらえます!例えば3社の展示場で相談すると5,000円×3社=15,000円もらえます。
優良な工務店をどう見分ける?
地域には多くの工務店が存在し、その中で本当に優れた工務店を見つけるのは難しいものです。理想の家づくりを実現できる工務店は確かにたくさんありますが、残念ながらそうでない工務店も存在します。
そこで、工務店で家を建てる際には「優良な工務店をどう見分けるか?」が最も重要なポイントとなります。
私は仕事柄、地域の工務店をお客様として担当しています。新築を年間1棟だけ建てる工務店から、年間20〜30棟手がける工務店まで、さまざまな規模の工務店と関わってきました。多くの工務店と接する中で自然と、優良な工務店の特徴が見えてきます。
つづきは下の記事へ
下の記事では、そうした経験をもとに「優良な工務店を見分ける方法」を紹介しています。優良な工務店と出会い、理想の家づくりを叶えてください。
まとめ
多くの人は、工務店とハウスメーカーの違いを十分に理解しないまま家づくりを進めてしまうことがあります。その結果、納得のいかない家づくりになったり、余分なお金や時間をかけてしまうことも少なくありません。
そうならないためにも、まず工務店とハウスメーカーの家づくりの違いをしっかり把握しましょう。双方のメリットとデメリットを理解することで、どちらが自分たち家族に合っているかが明確になります。家族で家づくりにおいて何を重視するのかを話し合い、優先事項を整理することで、工務店かハウスメーカーのどちらで建てるべきかが見えてきます。
方向性が決まったら、情報誌を取り寄せたり、複数の建築会社に一括で資料請求をして、それぞれの会社がどのような理念で家づくりを行っているのか確認しましょう。自分たちの好みに合う施工事例があるかどうかもチェックしていくことが大切です。
また、新築を検討中の方は、ウッドショック後の木材価格の動向にも注目しましょう。2023年のウッドショック以降、木材価格がどのように推移しているのかを確認し、最適なタイミングで家づくりを進めることが重要です。
下の記事では、ウッドショック後の木材価格の最新情報をお伝えしています。木材価格の動きをしっかり把握し、最も良いタイミングで家づくりを進めましょう。
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執筆者「ie守り」のプロフィール
職歴: 「材木・建材・住宅設備の営業職」として15年以上勤務し、新築やリフォーム物件向けに建築資材を提案・販売しています。
こだわり: 大工や工務店の皆さんに「常に新しい商品を提案する」ことを心がけています。これまでの建築資材営業の経験を活かし、建築会社からは得られない価値ある情報を発信します。
メッセージ: 建築業界のリアルな体験談を通じて、後悔しない家づくりをサポートし、毎日がHappyになるための情報をお届けします。
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