風を感じない快適空間!体に優しい全館空調システム『クール暖』の魅力とは!

家づくり
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全館空調は家全体を一定の温度に保つことで、真夏でも真冬でも快適な空間になるとても魅力的なシステムです。一般的には風が出るエアコンタイプが多く使われていますが、従来の風が出るエアコンとは違い、直接肌に風が当たらない「ふく射効果を利用した冷暖房システムのクール暖」は家中が均一な温度に保たれ、風を感じずに快適な空間を造ります。

そこで、これから家を新築やリフォームする方で全館空調を検討中の方に、よくあるお悩みや疑問に答えて、快適で体に優しい全館空調の「クール暖」をご紹介します。

こんなお悩みや疑問にお答えします
  • エアコンだと強い風が直接当たって「寒い・暑い」といった不快感がある
  • 冬の暖房は「目や肌の乾燥」が気になる
  • 「アレルギー体質」の方や小さな子どもにも優しい空調を探している
  • エアコンの「風の音や臭いが」気になる

「クール暖」は、一般的なエアコンのように冷風や温風を吹き出さない、次世代型の全館空調システムです。このシステムは、壁や床、天井などの建材に熱を伝え、家全体を一定の温度に保ちます。風を直接感じることがなく、空気の流れによる不快感がない 「クール暖」は、どこの部屋でも柔らかく包み込むような温かさと涼しさを感じさせてくれます。

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次世代型の全館空調システム「クール暖」の魅力に迫ってみましょう。

この記事では、ふく射冷暖房の特徴とメリット・デメリットについて解説し、さらに「クール暖」が体に優しい冷暖房システムである理由をご紹介します。

「クール暖」ってなに?

出典:協立エアテック株式会社

『クール暖』は、熱交換器から送られた水がパイプ内を循環し、放熱パネルから輻射熱を発する冷暖房パネルシステムです。そのため、エアコンのように温風や冷風を出すことがなく、音もなく、嫌な臭いも発生しません。さらに、室内の湿気に影響を与えないため、冬でも乾燥することがなく、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、目やのどへの違和感のような従来の冷暖房器具で感じがちな症状に対して、優しく安心して使用できます。 また、部屋の中の急激な温度変化によるヒートショックの心配もありません。

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一年を通して心地よい温度、快適な室内環境を維持できます。

「クール暖」システムの仕組み

出典:協立エアテック株式会社

「クール暖」は、ヒートポンプ技術を使って温水や冷水を作り、その水を室内に設置した樹脂製パネルに循環させる冷暖房システムです。夏は冷水、冬は温水がパネルを流れることで、パネルからは熱が放射されます。

放射された熱は部屋の天井・壁・床などの表面温度を上昇・下降させます。その上昇・下降した天井・壁・床から二次ふく射熱が放出して一年中快適な温度と心地よい空気環境を実現します。

ふく射の効果は、冬はひなたぼっこのような優しい暖かさ、夏はトンネルの中のひんやりとした涼しさを作ります。

やけどの心配がない!

プラスチック樹脂製のパネルは表面温度が高温にならないので、暖房時に表面を触ってもやけどの心配はありません。プラスチック樹脂の放射率は、金属より何倍も高く、遠赤外線を高放射します。

エアコンはもう古い!

エアコンは長年、冷暖房の定番として私たちの生活に欠かせない存在です。従来のエアコンでは、場所によって温度が均一になりにくく、風が直接当たってしまうことによる乾燥や不快感は避けられません。 特に、エアコンの風を苦手とする方や、部屋全体を快適にしたい方にとっては、従来のエアコンはもう古い時代と言えるのかもしれません。

「ふく射冷暖房システム」は、風を使わずに床や壁、天井から放射される熱で部屋全体を均一に暖めたり冷やしたりするので乾燥も少なく、体に負担のかからない快適な空気環境を提供できる点も現代のニーズに合った魅力のひとつです。

エアコンは、からだ冷え冷え、のどカラカラ

夏はエアコンをつけて眠った後、冷風が身体にあたり、寒くなって夜中に目が覚めたり、タイマーで切れて暑さで目が覚め、またエアコンを入れるということもよくあります。エアコンの冷風による不快さや温度調整の難しさは、夏の夜によくある悩みのひとつです。

冬はエアコンの風で空気が乾燥し、のどがカラカラになって目が覚めるなど、空気が動くエアコンは、空気中のカビやウィルスなどを舞い上げ、それを吸い込んでしまうことで、循環器系疾患の原因ともなります。

風が発生しない「ふく射冷暖房」は、風に対するストレスがなく、就寝中の体にダメージを与えません。寒い冬では遠赤外線効果があり、体の深部も暖かく、夏ではトンネルで体験する涼しさの中で眠ることができます。

エアコンによる体調不良はクーラー病!

エアコンの効いた部屋と暑い屋外を行き来したり、冷房を強すぎる環境で長時間過ごしたりすると、だるさや疲れなどの体調不良を引き起こすことがあります。これは「クーラー病」や「冷房病」と呼ばれ、寒暖差疲労の一種です。クーラー病の主な症状としては、体のだるさや疲労感、肩こり、足腰の冷えの他、食欲不振、便秘、下痢といった胃腸の不調などが挙げられます。

エアコンの暖房は室内の上下温度差が大きくなる!

暖かい空気は上へ昇り、冷たい空気は下へ降りる性質のため、エアコンなどの空気暖房の場合、上下の温度差が大きくなるため、天井高がある家では、シーリングファンを使って暖かい空気を強制的に下ろす必要があります。「クール暖のふく射暖房」は、パネルから熱を放射するので上下の温度差が少なく、シーリングファンを使う必要がないので足元も暖かく過ごせます。

室外機が1台で住むので外観がすっきりする!

住宅の場合、エアコンを各部屋に設置すると、室外機の平均設置台数が約4台になります。対してクール暖の室外機は大きな建物でなければ1台で済むので、外まわりのすっきりします。また配管は壁内を通すので、配管ダクトも見えません。

ふく射冷暖房「クール暖」のメリットとは!

「クール暖」は、エアコンのように風を送り出すのではなく、パネルから熱が放射されることで、ふく射によって壁や床からじんわりと暖かさや涼しさを伝えます。そのため、空気の流れを感じることがなく、肌に直接風が当たらないので、特に風が苦手な方や冷暖房で肌が乾燥しやすい方には理想的な空調システムです。

「クール暖」では、プラスチック樹脂製のパネルから目に見えないふく射波が放射されます。このふく射波が人や壁に衝突すると、ふく射熱に変わり、部屋の天井や壁、床の表面温度を上昇・下降させます。また、衝突した場所からは二次ふく射熱が放出されるため、熱効率よく部屋を快適な温度にすることができます。温度ムラが少ない自然な温度環境が保たれるので、部屋と部屋の大幅な温度変化によるヒートショックの心配も無くなります。

ふく射パネルは汚れが見てわかるので清潔で維持しやすい。エアコンと異なり目に見えない内部構造がないので掃除が容易。といったメリットもあります。

無風、無臭、無音が嬉しい特徴!

ふく射効果の冷暖房システム「クール暖」の1番の特徴は「無風、無臭、無音」です。

無風

エアコンの風が肌に直接当たらないため、肌や目が乾燥しにくく、特に乾燥が気になる冬の暖房に適しています。心地よい温度を維持しながらも自然な温もりや涼しさが得られます。さらに、室内の湿度が大幅に下がることがなく、呼吸器系にも優しい環境が保たれます。 乾燥しやすい冬でも加湿器を多用せずに快適に過ごすことができます

風を利用しないため、ホコリや花粉、アレルギーの原因となる物質が空気中に上がるのを抑えられます。 室内環境がクリーンに保たれるため、アレルギー体質の方や小さな子どもにも優しい空調システムです。ハウスダストやダニ、カビを巻き上げないというメリットがあります。ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、目やのどに対する違和感など今まで暖房機器を通じて感じていた体の違和感、諸症状に対しても安心安全に使えます。

無音

通常のエアコンのように風を送り出すファンの音がな​​いため、静かな空間が保たれるのでリラックスできる環境を提供します。仕事や睡眠中の静かな空間を求める方には最適です。

無臭

エアコンでは、内部にホコリがたまったりカビが発生したりすることで、送風口から不快な臭いが出ることがありますが、「クール暖」は臭いが出ないのでクリーンで快適な環境が守られます。

「クール暖」のデメリットとは!

「風を感じない快適な空調」として注目を集めていますが、導入を検討する際にはメリットだけでなくデメリットについても知っておくことが大切です。クール暖を導入する前に確認しておきたいポイントを詳しく解説します。

立ち上がりが遅い

●スイッチを入れたらすぐに暖まったり冷えたりすることはありません。ですから、シーズン中はできる限り連続運転で、壁・床・天井・家具などに蓄熱させてください。それがふく射冷暖房の一番効率の良い使用方法であり、それでも光熱費の安さに驚かれると思います。

故障すると家全体に影響が出る?

●一度故障すると、家全体の空調が使えなくなる危険があります。 エアコンのように部屋ごとに複数設置している場合には、故障しても他の部屋で空調をカバーできますが、全館空調の場合は家全体に影響が出てしまう場合があります。

温度や湿度のコントロールが難しい

●全館空調は、各部屋の温度や湿度を個別に調整しにくいことが難点です。 家族の生活スタイルや好みに合わせて柔軟に設定したい場合には、調整機能が限定されているため、やや不便と感じる方もいます。
●エアコンの除湿機能のように除湿ができないので、除湿が必要であれば除湿器を使ったり、塗り壁などの調湿建材を多用して除湿しましょう。

設計段階からシステムを導入する計画が必要

●ふく射冷暖房空調システムは設計段階からシステムを組み込むことが一般的で、一度導入すると後からシステムの変更が難しいので慎重に計画を立てる必要があります。
●ふく射熱が伝わりやすいように開放的な間取りを計画することで、パネル枚数や室外機を減らすことができる(コストダウン)
●家の断熱・気密・遮熱性能を高める必要がある(コストアップ)
●パネルの配置計画を上手に考えないと、パネルが邪魔になる。

その他のデメリット

●エアコンに比べて導入費用が高い
●樹脂パネルのため耐久性が心配
●パネルの結露が床に滴れてシミになることがある

これらの悩みはありますが、健康志向の高い方が快適性の面で「ふく射冷暖房クール暖」を選ぶ人も多くいます。

「クール暖」のコストについて

クール暖には多くのメリットがありますが、システム導入の初期費用やランニングコスト、メンテナンスコストの検討が重要です。 クール暖は一般的なエアコンに比べて初期投資が高額になるため、費用対効果をよく考える必要があります。

維持費や電気代も気になるポイントです。 ここでは、クール暖の導入で知っておきたい注意点や、コストパフォーマンスについても詳しく解説します。

初期費用とランニングコスト

クール暖は快適さを追求するシステムであり、エアコンと比較して導入費用が高額になります。 ただし、シーズン中は連続運転することで毎月のランニングコストが抑えられる場合もありますので、長期的なコストを見据えた検討が大切です。初期費用と合わせて毎月の電気代やメンテナンス費用の金額をしっかり確認しましょう。

家の「断熱性・気密性」を上げてランニングコストを抑える

クール暖の効果を最大限に発揮するためには、家の断熱性と気密性が非常に重要です。クール暖が熱を放熱しても断熱性と気密性が低いとすぐに熱が逃げてしまいます。熱の損失が大きいガラスを断熱性の高いガラスにすることで、家全体の快適さがさらに増します。

高いエネルギー効率で冷暖房費を抑制

ふく射冷暖房は、床や壁などの建材の温度を保ってじんわりと放熱するため、エネルギー効率が高いとされます。 特に断熱性が高い住宅であれば、エネルギー損失が少なく快適な室内環境を維持できることが多いです。

全館空調を選ぶ際のポイント

全館空調を選ぶ際には、以下の7つのポイントを考慮すると、満足度の高い選択ができます。

ダクト式かダクトレス式のどちらを選ぶ?

全館空調には「ダクト式」と「ダクトレス式」の2種類があります。 ダクト式は1台の空調設備からダクトを各部屋に通して冷風や温風を送ります。細かい温度調整が難しく、初期コストは高くなります。ダクトの掃除が必要で、ダクト内にホコリが溜まったりやカビが発生しないように連続運転が必要です。そのため、快適に過ごせる春や秋の気持ちのいい風を室内に取り入れることができなくなります

一方、ダクトレス式は個別のエアコンを使うため、後から設置しやすいのが特徴です。ダクトレス式は各部屋に設置されたエアコンで温度を調整します。

「クール暖」は壁内に配管を通して冷水や温水を「ふく射パネル」へ送り、パネルが熱を放熱しますので、ヒートポンプ室外機と「ふく射パネル」をつなぐ配管が必要になります。

初期費用とランニングコストを確認する

全館空調は家全体をカバーするため、初期費用が高くなる傾向にあります。また、運転時の電気代も重要なポイントです。 省エネ性能が高い機種を選ぶことで、ランニングコストを抑えられます。投資と運用コストのバランスをよく考えましょう。

快適性と健康への影響を考える

「クール暖」のように風を感じさせずに室内を快適な温度にするシステムもあります。風を感じにくいと体感温度が自然に調整されるため、快適な空間を保ちながら体にも優しい空気環境が得られます。 アレルギーや乾燥対策も重要ですので、空気清浄機能や湿度調整機能がついた機種を検討したらよいでしょう。

メンテナンスのしやすさを確認する

全館空調システムはフィルター交換や清掃が必要です。フィルターが簡単に交換できるか、ダクト内の清掃がしやすいかなど、メンテナンスのしやすさを確認しましょう。メンテンナンスは重要ポイントで、メンテナンスができれば綺麗な空気で快適に過ごせますが、メンテナンスができないと汚れた不衛生な空気がダクトによって家全体に送り込まれてしまいます

空気清浄・湿度調整機能の有無を確認する

特にや小さな子どもがいる家庭では、空気清浄機能や湿度調整機能の有無も重要です。 これらの機能がついている全館空調システムを選ぶと、ホコリや花粉、ウイルス対策に役立ち、さらに快適で健康的な住環境が実現できます

施工会社の経験と実績を確認する

全館空調は設計や施工が高度な技術を行うため、経験豊富な施工会社を選ぶことが重要です。過去の施工事例や評判、アフターフォロー体制について確認して、信頼できる会社に依頼しましょう。

「クール暖」は、お客様の住宅1棟1棟に対し、各部屋ごとの熱負荷計算を行って放熱器の形状を決定し、最適なシステムを作り上げます。これにより全てのムダをカットし、理想的なコスト、デザインによる、オンリーワンの冷暖房環境が出来上がります。

7.補助金や助成金の活用

エコ住宅や省エネ住宅を対象とする補助金や助成金が利用できることもあります。 全館空調を導入する前に、これらの支援制度を確認することで、導入コストを考慮することが可能です。

新築やリフォームをする場合には、家庭の省エネを強力に推進するための、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する4つの補助事業住宅省エネ2024キャンペーンを使うことで、住宅価格を下げることができます。

注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入には、長期優良住宅またはZEH住宅を新築する場合、1戸あたり最大100万円が補助されます。

既存住宅を購入してリフォームを行う場合には、最大60万円/戸を補助します。長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合には最大30万円/戸を補助します。

既存住宅の窓・ドアを省エネ効果の高い断熱窓・ドアに改修する費用に対して、補助金がもらえる制度が使えます。補助対象工事の内容に応じて、一戸当たり、5万円から最大200万円までの補助金が交付されます。

高効率給湯器(エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファーム)を設置することで補助金が支給されます。

交付申請期間は国交省の予算上限に達するまでです。遅くとも2024年12月31日までになります。
お早めの申請をおすすめします。

以上のポイントをもとに、ライフスタイルや住宅環境に合った全館空調を選ぶことで、長期的な快適性と省エネ効果が期待できます。

まとめ

「クール暖」は、家全体を快適な温度に好み、風を感じない快適な空間を提供してくれる全館空調システムです。風による不快感や乾燥の心配が少なく、寒暖差が激しい季節でも玄関を入った瞬間から快適な空間を造ることができます。

新築やリフォームの際に全館空調を検討している方は、クール暖のメリットと導入のポイントをよく考えて、自分に合った空調システムを選んでみてください。

風が出ないふく射冷暖房は、心地よさと健康的な室内環境を重視する方にとって、大きなメリットを提供するシステムです。真剣に健康長寿を目指すのでしたら、気流のない空気を汚さない暖冷房器「クール暖」をおすすめします。

「クール暖」というシステムの紹介でした。検討されている方は参考にしてみてください。

熱交換換気システムの必要性を考えながら、ダクト式とダクトレス式の違いやそれぞれのメリット・対策について詳しく解説していますので下の記事もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

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職歴: 「材木・建材・住宅設備の営業職」として15年以上勤務し、新築やリフォーム物件向けに建築資材を提案・販売しています。
こだわり: 大工や工務店の皆さんに「常に新しい商品を提案する」ことを心がけています。これまでの建築資材営業の経験を活かし、建築会社からは得られない価値ある情報を発信します。
メッセージ: 建築業界のリアルな体験談を通じて、後悔しない家づくりをサポートし、毎日がHappyになるための情報をお届けします。

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