【快適な暮らし】家づくりの湿気対策で使える調湿素材のオススメ5選!

家づくり
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ie守りです。

梅雨時期になると室内の湿度が上がり、ムシムシした空気環境で不快に過ごす方も多いのではないでしょうか?

湿度が上がると不快になるのでエアコンの冷房で涼しくしたり、除湿で湿度を下げることで快適にすることができます。

ただし電気代は上がってしまいますよね。電気代が急激に上がっている昨今、使う電気量を増やすことは家計へのダメージが大きくなります。

コストをかければ快適にすることは可能です。ただ、家計を握る奥様からすれば少しでも電気代を安くしたいと思うのが当然だと思います。

今後の家づくりで重要なのは、なるべく電気を使わずに湿度を60%前後に空気環境を安定させることが家にも人にも優しい家になります。

これから新築する方の

こんな疑問にお答えします
  • 調湿素材の種類を教えてほしい。
  • コストがかからない調湿素材は?
  • 調湿効果が高い素材は?
  • メンテナンスが要らない素材は?

換気や除湿する方法はいくつかありますが、今回はその中の湿気対策として使える「材木建材販売店の私がオススメする」調湿素材をご紹介します。

この記事を読むことで、自宅に使う調湿素材が何を基準にして選べば良いのかが分かり、電気代を抑えて湿度を60%前後に安定させて空気環境の良い部屋で快適に過ごせるようになります。

湿気対策で使える調湿素材はどんな種類があるの?

「調湿」とは湿度を適切な状態に調節することで、調湿できる素材の種類はたくさんあります。

調湿素材の種類としては
・塗り壁
・ボード下地
・壁紙
・無垢羽目板
・無垢床板
・調湿建材
と大きく6種類に分けられます。

塗り壁には珪藻土や漆喰などがあり、調湿ボード下地、壁紙では紙クロスやコットンクロス、オガファーザーの木チップが入った紙クロス、杉や桧などの無垢木材の羽目板、無垢床板、エコカラットやさらりあ~となどの調湿建材があります。

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それぞれコストもバラバラで使うものによって、調湿の性能も変わります。

安くできてしっかり調湿する調湿素材、調湿ボード下地

塗り壁・ボード下地・壁紙・無垢羽目板・無垢床板・調湿建材、それぞれに商品代と施工費が変わります。施工費についてもクロス屋さんや左官屋さん大工さんによっても変わります。

全体のコストを把握している工務店さんにコストについて聞き取りしてきました。

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上の6種類の中で一番コストがかからないのは調湿ボードです。

多くの住宅の壁や天井下地に石膏ボードを使用しています。

その石膏ボードを調湿性能のあるボードに変えることで室内の調湿を下地のボードでできるようになります。

調湿ボードを使用する場合にはクロスの素材をビニールクロスではなく「吸放湿性・通気性」壁紙を貼りましょう。

吉野石膏であれば「ハイクリン スカットボード」はホルムアルデヒド吸収分解性能に加え、湿度が高い時には湿気を吸収し、湿度が低い時には放出して室内を安定した湿度に調節できます。

それによりカビや結露の発生、部屋の乾燥を抑えることができます。

6畳の床面積で壁と天井に施行した場合、4.5L分の水分に相当する湿気を吸収します。

調湿効果が高い素材、珪藻土

調湿効果が高い素材でオススメするのは珪藻土です。珪藻土は海や湖に生息していたプランクトンの死骸が堆積して化石になった岩石のことです。

珪藻土は無数の穴が開いてるので穴の中に空気中の水分を吸着させることができるので、優れた調湿性や耐火性、吸水性を持っています。

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さらには、空気中の水分が少ない場合には吸着させた水分を放出します。

夏の湿度が高い部屋では空気中の水分を吸収するので湿度を下げ、部屋が乾燥している冬では吸着している水分を放出して湿度を上げて調整します。

湿度40%~70%の快適な空気環境を保つ高い調湿効果があり、結露も防ぎます。その他、脱臭性能もあります。

デメリットは醤油やコーヒーなどが掛かってしまった場合にはシミになって汚れが取れにくいので、液体はこぼさないようにしてください。

ボロボロと壊れやすく粉が落ちやすいのもデメリットの一つです。

面倒な手間が掛かりにくい調湿素材、無垢の床板・羽目板

面倒な手間が掛かりにくい調湿素材としてオススメするのは、無垢の床板や羽目板になります。

使う材木の種類によって調湿の効果は変わってきますが1度羽目板を貼ればほとんどメンテナンスする必要なく調湿効果を維持することができます。

木材なので色が茶色く変色してきますが、オイル塗料を塗ることで変色を防ぐことができますし、変色して気に入らなかったら塗装することもできます。

オイル塗料なら素人でも綺麗に塗装することができますので、家族でDIYするのも良いと思います。

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調湿の効果が高い素材としては杉や桧や松の針葉樹がオススメです。

壁と天井を杉や桧や松の針葉樹の羽目板を使い、床はナラ材など広葉樹にしてもカッコよく納まります。

調湿の効果は落ちますが1面だけ無垢材を使っても調湿効果はあります。

杉や桧などの木の香りのフィトンチッドの効果として、除菌・抗菌酸化防止効果(防腐効果)・消臭効果・防虫効果・リラックス効果があります。

杉の効果

杉の香りは、血圧や脈拍を下げて、自律神経が安定し気持ちや身体が落ち着く。気分を浄化してイライラを鎮める。安眠を促す。呼吸をゆっくりにさせる効果があります。

桧の効果

桧の香りは、自律神経を安定させて集中力を高める。情緒を安定させリラックスさせる。心の迷いを鎮めて判断力を上げる。安眠を促す。イビキを抑える効果があります。

ランドリールームだけを無垢材にしても調湿効果もあり見た目にも優しい空間に仕上がりますね。

呼吸性の高い壁紙、オガファーザー

オガファーザーは環境先進国のドイツ国内でよく使われている自然素材でできた紙クロスです。再生紙の壁紙にウッドチップを使ったウッドチップクロスと、バージンパルプを使ったフリースクロスが一般的に普及しています。

日本では未だにビニールクロスが一般的ですが、高気密高断熱の住宅に呼吸性の高い紙クロスをオススメします。

このオガファーザーは張り替えが必要ない製品で下地の壁紙になります。施工したあとに呼吸性のある塗料を塗装して仕上げます。

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透湿性建材に求められる透湿試験でも、一般的な塩ビクロスに比べ、約16倍の放湿性能があります。

日本で良く使われているビニールクロスは湿度が高くなるとカビが発生しやすくなり、慢性蓄膿症の健康被害が出ています。アメリカでは米国環境保護庁が2006年に発表しているほどです。

オガファーザーは呼吸性が高く、調湿しますのでカビ発生のリスクが下がります。ビニールクロスはいずれ張り替えが必要になりますがオガファーザーは張り替える必要がありません。

メンテナンスは漆喰調水性塗料を使います。天然100%の漆喰調塗料で天然チョークが主成分で呼吸性も高く、漆喰を塗ったような仕上がりになります。

調湿建材はインテリア性と調湿性能が高い

調湿建材は湿気を吸収・放出して室内の湿度環境を整える建材です。結露やカビを抑制し、消臭・防臭・抗菌・抗ウイルス・抗アレルギー・ホルムアルデヒド吸着・低VOCの機能があります。

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デザインが豊富でアートの代わりに設置することもでき、施工が簡単にできるのもメリットです。

湿度が高いときは微細な穴に余分な湿気を吸収し湿度を下げます。乾燥しているときには、ため込んだ湿気を放出して冬の乾燥しすぎの湿度を調整します。

エコカラットプラスの吸放湿量は珪藻土の5~6倍、調湿壁紙の25倍以上。調湿性がある他の建材に比べ、優れた調湿性をもつことが確認されています。

メーカーは主に、大建工業の「さらりあ~と」や「クリアトーン」、LIXILの「エコカラット」、朝日ウッドテック「COOL JAPAN」が調湿建材を扱うメーカーとシリーズになります。

左の写真はエコカラットのデザインパッケージを使っています。

・大建工業の「さらりあ~と」は一般的なクロス仕上げの約6倍の吸収力、壁面約8㎡で400mlの吸湿量の調湿建材です。シンプルなデザインです。

・LIXILの「エコカラット」は豊富なバリエーションに多彩なデザインからコンパクトなサイズまで自由にコーディネートできるのが特徴です。珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上の調湿性能があります。

・朝日ウッドテックの「COOL JAPAN」は杉や桧の木が持つ調湿性能を最大限に生かすために厚くしています。木を使った立体感のあるコーディネートができます。

まとめ

調湿素材を使うからといって、その他の湿気対策は何もやらなくても良いという訳ではありません。

家族構成によって洗濯物の量が変わりますので洗濯物が多くなれば洗濯物の水分量は多くなります。

その水分量を全て調湿できるどうかは、その部屋の大きさと調湿素材の面積と、洗濯物の量によって変わりますので、調湿素材を使えば換気扇等が必要ないということではありません。

雨が何日も続いてしまうと、常に水分量を吸収した状態になってしまい、調湿されずに湿気量が増え結露やカビ発生の原因となることもあります。

我が家も調湿素材を使っていますが、梅雨時期に調湿が間に合わずに壁紙がシミになったこともありました。

室内干しをする部屋には換気扇を付ければ良かったと思っています。

これらオススメの調湿素材を使うには、家づくりを始める設計段階には決めておく必要があります。

室内干しをする部屋には換気扇やエアコンや除湿機を設置して、空気が動くように設計することで家が長持ちして快適に住むことができます。

温度湿度はスマホで管理できますので、室内干しの部屋の状態を常に把握することで、換気計画が必要なのか、しっかり調湿されているのか日々の室内環境をデータとして見ることができます。

簡単に取り付けでき、革新的なスマートホーム製品として暮らしをより快適にします。

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この記事を書いた人

執筆者ie守りのプロフィール
・「材木・建材・住宅設備販売業」を営業職として15年以上勤務し、新築やリフォーム物件の建築資材を営業販売するお仕事をしています。

・家を建てる大工・工務店さんへ、「常に新しい商品を提案する」ことを心がけています。建築資材の営業販売の経験を生かした、建築会社から出てこない価値ある情報を発信します。

・「建築業界のリアルな体験談を発信して、後悔しない家づくりをして毎日がHappyになるための情報をお届けします」

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