これから家を新築する方で
木材の窓枠は傷が付きやすそう!
木質シート建材と木材の違いを教えてほしい!
窓枠を木材にしたいけどメンテンナンスが大変そう!
と窓枠の素材について悩んでいませんか?
多くの方は窓枠のことを考えることもなく、どのような素材があって、何が良いのかさえ分からないまま建築会社にお任せしているような状況だと思います。
せっかく家を建てるなら建築会社に任せっきりにしないで、窓枠のこともほんの少し考えてみませんか?
みなさんは窓枠が家のどの部分のことか分かりますか?
窓枠の素材には「木質シート貼建材」と「木材」の2種類があります。
どちらを選ぶかによって劣化する年数、掃除やメンテナンスの仕方、結露の影響などが変わります。
窓枠は家の中でも劣化するのが早いところ。家の外観や間取り次第でも劣化する速さが変わります。
素材の違いを知ることで、窓枠に木材をオススメしている理由が分かります。
この記事を読むことで、「木質シート貼建材」と「木材」の違いが分かり、マイホームに合った窓枠の選び方、それぞれに合わせた掃除方法が分かるようになります。
今まで注目することがなかった窓枠のことを知ることで窓枠に愛着が湧き、木材の窓枠の経年美を楽しみながらいつまでも綺麗な窓枠を保つことができます。
知らない人が多い、窓枠の役割り
なかなか注目することがない窓枠ですが、大切な役割があることを知っているでしょうか?
窓枠の役割をまとめると下の3つになります。
サッシは高性能化されたことで複雑な構造になりました。見た目はスッキリ見えますが複雑な構造を窓枠で隠すことでサッシまわりを綺麗に見せています。
その複雑な構造のサッシを壁に取付けるための金具を隠す役割として窓枠を取付けます。
サッシ部分は断熱性が低いので室内と室外の温度差によって結露が発生しやすい部分です。
窓枠を無くしてクロスを貼ると、結露によって汚れやすく、結露の水によってクロスが剥がれやすくなります。
窓枠を付けることで汚れや結露から開口部を守っています
窓枠は木材がオススメな理由とは
窓枠は家の中でも日差しを直接受けやすく、雨が降込んで濡れたり、窓の結露が原因でシートが剥離したりと、内装の素材の中では痛みやすいのが窓枠です。
下の写真は我が家の窓枠材です。左が「木質シート建材」の窓枠、右が「桧の無垢材」の窓枠です。桧の無垢窓枠はホワイトのオイル塗料を塗っています。
木質シート建材はパナソニックの建材です。パナソニックは木質シート建材の中では傷や汚れに強い木質シートを採用しています。
我が家の場合、キッチンの窓枠だけを木質シート建材にしました。
油汚れや料理の汚れのことを考えると掃除もしやすく綺麗に保つことができています。
ところが、築6年にして最近見つけたのがこちら、下の写真のように窓枠の下の部分が本来なら木口を隠すシールが貼ってあるはずのところにシールが貼ってありません。
我が家の場合、この部分はキッチンの水道の水滴がかかって濡れてしまうところなので、濡れてシートが徐々にふやけてきていました。
これを放っておくと、どんどん剥離が広がっていってしまいます。
これ以上、剥離をさせないためには、木口を水に濡らさないことです。急いで木口隠しのシールを取り寄せます。
このように、メーカーが出している「木質シート貼り建材の窓枠」は、日差しを受けると木質シートがヤケて変色したり、水に濡れるとシートがめくれたりしてくるところが欠点です。
今の建材は開発も進みシートの強度は強くなってきましたが、それでも直射日光による劣化や水には勝てないのが現状です。
それに対して木材の場合は、直射日光が当たるとヤケて変色したり、窓枠材の木の水分が抜けて割れたりすることもありますが、木材の素材選びと木の保護塗料を塗ることで経年劣化に強い窓枠にすることができます。
我が家の桧の窓枠は、加工後に現場で私がDIY塗装しました。
桧材にホワイトのオイル塗装をしています。オイル塗装は着色しても木目は綺麗に活かされます。オイル塗装は素人の私が塗装しても綺麗に仕上がります。
オイル塗料は塗料を木材に浸透させて木材を保護する役目もあり、木の呼吸を妨げることもないので調湿性能はそのまま維持することができます。
我が家はオイル塗装したことで6年経っても日焼けすることも割れたりすることもありません。塗装の色が落ちてきたらDIY塗装する予定ですがまだしばらくは塗装しなくても良さそうです。
我が家で使っている桧材は木の種類の中でも柔らかいので傷が心配でしたが、普段の生活では窓枠を触ることがありません。
唯一窓枠を触るのが私で、私が掃除で触るくらいなので今のところ傷も増えていません。
「木質シート建材の窓枠」は掃除がしやすいところはメリットですが、経年劣化により木質シートが傷んでしまいます。
「木材の窓枠」の場合は年数が経つと日焼けや酸化によって色味は変わりますが、メンテナンスで手を加えるたびに色味が深くなり、経年美からなる艶を楽しむことができるのが木材をオススメする理由です。
表面が汚れてしまっても汚れた表面を削れば何度でも木材の美しさが蘇ります。たとえ傷が入ったとしても削れば消え、木材の場合は傷も木の味わいになっていきます。
木質シート建材よりは多少メンテナンスする必要もありますが、手入れをして木材の経年美をいつまでも楽しんでほしいと思います。
フローリングは無垢木材をお使いですか?無垢フローリングは塗装ごとにお手入れ方法が変わります。塗装に合わせたお手入れをして無垢フローリングの経年変化を楽しみ、いつまでも綺麗な床材を保ちましょう。
以下の記事では無垢フローリングの塗装ごとのお手入れ方法や、補修方法を解説していますので詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
木質シート貼り建材と木材のメリットとデメリット
ここからは分かりやすく、それぞれのメリットとデメリットを下の表にまとめました。
木質シート貼り建材窓枠のメリット、デメリット
メリット | デメリット |
伸縮や変形がほとんどない | 傷が目立ちやすく、自分で補修するのは難しい |
サッシの大きさにピッタリカットされた窓枠は施工が簡単 | 傷を直す場合は補修屋さんに依頼して直すため補修費用がかかる |
大工職人を選ばない、誰でも同じ施工ができる | 化学物質を多く使っているので空気の環境が悪くなる |
工期を短縮できる | 印刷の木目パターンが入る |
低コストでの仕上げができる | 年月が経つと劣化した印象になる |
カラーが豊富に揃っている | 無機質なシート建材は肌触りが冷たい |
ここからは表の内容を解説します。
シート貼り建材のメリット
・シート貼建材のメリットは合板やMDFの芯材にシートを巻いて接着していますので伸縮や変形がほとんどないこと。
・サッシの大きさにジャストカットした窓枠を現場に入れることができること。
・ジャストカット窓枠はピッタリ寸法なので切る必要がなく施工しやすいこと。
・組立てて接着するだけなので工期を短縮できること。
・メーカーの大量生産なので低コストで仕上げることができること。
・木質シートの木の柄やカラーが豊富に揃っていて好みのインテリアに合わせやすいこと。
・傷が入りにくく汚れにくいこと。
・日々の手入れが簡単なことがあります。
シート貼り建材のデメリット
・傷が入ると傷が目立ちやすいこと。
・木目を印刷したシートなので同じ木目パターンが入ってくること。
・無垢材より傷は付きにくいですが、綺麗に傷を直す場合は補修屋さんに依頼して直すことになる。
・窓枠を作る際に接着剤などの化学物質を使っているので室内の空気環境も悪くなる。
・窓枠は特に経年劣化しやすく、年月が経つほど劣化した印象になる。
・日にヤケてシートの木目が薄くなったり剥離してめくれてきたり、触るとボロボロ剥がれてきたりと年月が経つほど劣化していく。
・窓枠を交換するにも大掛かりな工事になりがちなので交換するコストが大きくなる。
・メーカーの接着剤の強さによって長持ちするかが変わります。
・接着剤が弱いとシートが剥がれてめくれてしまう。
無垢窓枠のメリット、デメリット
メリット | デメリット |
少しの傷なら自分で削って傷を消すことができる | 汚れや傷が付きやすい |
木の質感が温かみがある | 割れや反りなど変形する |
経年変化を楽しめる | 価格が高い |
調湿効果がある | 無垢材を造作できる大工職人が必要 |
化学物質を使っていないので身体に優しい空気環境になる | 工期がかかる |
自分の好きな色に自分で塗装できる | 手入れする必要がある |
傷が味になる | 水に弱いのでシミが付きやすい |
ここからは表の内容を解説します。
無垢木材のメリット
・天然木なので1枚1枚木目や色が違うので、自分だけのオリジナルの窓枠を作ることができる。
・温かみのある木の質感がナチュラルな落ち着いた空間を作ってくれる。
・木材に傷が入ってしまった場合には、傷に水をかけてアイロンで熱を加えることで凹んだ木が膨張して目立たなくすることができる。
・木材の多少の傷なら削って傷を無くすこともできる。
・木材の場合はオイル塗装をすることで新築同様の窓枠にすることができる。
・接着剤を使っていない木材と接着剤を使っているシート貼り建材では、接着剤を使わない木材のほうが長持ちする。
・木材は年月が経つほどに木の色合いが変化していきます。木の種類によって色の変化は様々ですが、徐々に色が濃くなり艶が出て木目が際立つものもあります。
・木の種類を選ぶ際には、木がどのように変化していくのかを調べて、木の味わいある変化を楽しみながら手入れをしてほしいと思います。
無垢木材のデメリット
・木材は傷が付きやすくお手入れをする必要がある。
・木材は柔らかい素材なので汚れや傷が付きやすい。
・木材は夏の湿度が高い季節だと水分を吸収して木が膨張し、冬の乾燥した季節だと吸収した水分を放出して収縮するため、割れや反りや変形が起こりやすい。
・シート建材のように大量生産ができない木材は価格が高くなる。
・丸太から製材して製材した材料を加工屋さんへ運び窓枠の寸法に加工します。長さは現場で大工さんがサッシの寸法に合わせます。塗装する場合は塗装屋さんが入ります。取り付けできるまでの工程が多いのもコストアップの要因にもなっています。
・広葉樹の場合は仕入れが外国産が多いので原油価格高騰と円安で仕入れ単価が高くなる。
・木材を造作できる大工職人が必要。
・製材してから取り付けるとこまでの工程が多いので工期がかかる。その分早く発注して工期に遅れないように手配する必要がある。
・木材は水を吸収する特性があり水に弱いので、水汚れの放置はシミになりやすい。
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窓枠のシート貼りタイプがNGな場合とは
窓枠は家の外観によって素材を変えたほうが、綺麗な窓枠を保てます。
我が家の窓枠は、桧材にホワイトのオイル塗装をしたものを使っています。新築してから2023年で約6年になりすが、いまだに綺麗に保つことができています。
我が家がなぜ桧材を窓枠に使うようにしたかというと、私は新築する前に築10年以上のアパートに住んでいました。
そのアパートは今流行っているような軒がない軒ゼロで、窓枠はアパートなので当然シート貼りの建材を使用していました。
そのアパートに住んでいて不自由だったのが、アパートに軒が全く出てなかったので雨が降ると窓が開けられないこと、雨が降り始めたらすぐに窓を締めないといけないことでした。
少し油断をしてしまうと雨が部屋に入り窓枠や床が濡れてしまったことも何度かありました。
その影響もあり、窓枠は築10年で日にヤケて変色し、雨に濡れてシートが劣化してボロボロの状態になっていました。
床板も同じように日焼けと雨に濡れてシートがボロボロの状態のところもありました。
そのアパート生活の経験があったので我が家はなるべく軒を深く出して、雨が少し降ったくらいでは窓枠が濡れないような設計にしました。
私は仕事柄、新築の図面をよく見ますが、最近の家は軒ゼロが多く、軒ゼロの家で建材シートの窓枠を使っているお宅が多くあります。
軒ゼロの家も見た目はカッコイイですが、雨が振り込むことのデメリットや、窓枠が痛みやすいデメリットをしっかり理解した上で窓枠の素材を選ぶことをオススメします。
軒ゼロにする場合、サッシを「横すべり出し窓」にすることでも雨が振り込まなくなります。
軒ゼロにするなら無垢木材の窓枠と床板を使うなど、建材シートを使う場合は軒をしっかり出して雨に濡れないようにするなどの窓枠に配慮した設計をすることで窓枠や床板を劣化した印象も無く綺麗に保つことができます。
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材木屋がオススメする、窓枠の無垢木材の素材選び方とは
窓枠は軒の出やサッシの種類によって素材を選ぶ方が、窓枠をいつまでも綺麗に保つことができます。その窓枠の素材選びで木材にする場合には、何を見てどのよう木材にするのが良いでしょうか?
窓枠の素材を選ぶには材料コスト、素材の硬さ、見た目、色、から木材の種類を選びます。種類といってもたくさんありますので、材木屋の私が厳選した無垢材を紹介します。
無垢木材の種類は「針葉樹」と「広葉樹」の2種類に分けられます。
写真は桧の木目です。
「針葉樹」は軽く柔らかいので傷が付きやすいデメリットがありますが、触り心地としては夏は冷たく冬は暖かい木材です。
柔らかいため調湿性能が高く、抗菌作用や防虫効果、消臭効果、リラックス効果もあるのが特徴です。住宅には杉、桧、松の針葉樹が良く使われます。
その中で私がオススメするのは桧材です。コスト面、流通量、施行性、硬さ、抗菌、防虫、消臭面に優れています。中でも杉材は針葉樹の中でも1番コストを安く造ることができますが、白太が多い材料を窓枠として使うと、日に当たると徐々に白太の部分だけが痩せて縮んでしまいます。
そうならない為には、杉の芯に近い水やカビに強い赤身材を使うこと、オイル塗装をして木材を保護することで窓枠を長持ちさせることができます。
「広葉樹」は重く硬い為に傷が付きにくいメリットがありますが、触り心地としては夏は冷たく冬も冷たい木材になります。
写真はオークの木目です。
硬く冷たい無気質なシート建材よりは温かみがあり、肌触りはサラサラしています。
広葉樹は硬いので机や椅子や家具などで良く使われます。オーク、サクラ、ウォールナット、ホワイトアッシュ、栗、レッドオークなどが床板などで多く使われます。
窓枠で使う広葉樹の中で私がオススメするのは、ホワイトアッシュやレッドオークです。
ホワイトアッシュは野球のバットやギターにも使われています。流通量も多く、比較的コストが抑えられて扱いやすく、硬いので施工性が少し悪くなりまが、見た目も良く傷が付きにくい材料になります。
我が家の桧材は比較的柔らかい無垢材ですが、住んでから6年経ちますが、住んでいて付いた傷はありません。
我が家で桧材を使うもう1つの理由としてはムカデ対策です。
ムカデは桧の臭いに弱いと聞きます。ムカデが窓から入るのを防ぐために桧材を選びました。ただし、塗装しても効果があるのか、どのくらい効果があるのかは不明です。
素材の選び方としては、コストを安く抑えたいなら杉や桧、傷が付きにくい窓枠にしたいならホワイトアッシュやレッドオークを選ぶと良いと思います。
窓枠に相性が良い塗装とは
無垢材を塗装する場合、ウレタン塗装では木のメリットを充分に活かすことができません。木は空気中の水分を吸ったり吐いたり呼吸をして室内の湿度を調湿してくれます。
その調湿する木の表面を、ウレタン塗料や油性塗料で膜を貼ってしまうと、木が呼吸できなくなり調湿することができなくなります。
ウレタン塗料や油性塗料のメリットは塗装により光沢が出て撥水性に優れるため、メンテナンスはいらなくなります。
デメリットは表面に塗膜を貼るため木材の肌触りはなくなり、硬く冷たい肌触りです。
塗膜が経年劣化によりペリペリとめくれてくることもあります。
ウレタン塗装や油性だと木の質感や木の特性を殺してしまい、自分で塗ると綺麗に仕上げるのは難しいです。
ウレタン塗膜に傷が付いてしまうと白くなり目立ちます。
このウレタン塗膜の傷は簡単には補修できないので、綺麗に直すには補修屋さんで直す必要が出てきます。
オイル塗装のメリットはオイルを木材表面に浸透させ天然の油膜で木材を保護します。
塗装で表面を硬めないので木の肌触りはそのまま残ります。
木の呼吸は止めることがないので調湿効果もそのままです。
窓枠と相性が良い塗装は、材木の呼吸を止めずに長持ちさせて、調湿効果もあり、木の肌触りもそのままになるオイル塗装です。メンテナンスも簡単で自分でDIY塗装しても綺麗に仕上がります。
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窓枠を綺麗に長持ちさせるためのメンテナンス
窓枠を綺麗に長持ちさせるために必要なことは、どんな材料を使ったとしても日々のメンテナンスが何よりも重要です。
シート建材と無垢素材のどちら素材の場合でも、日常のお手入れは「乾いた柔らかい布でから拭き」もしくは「ホウキやホコリ取りモップでホコリ取り」「掃除機でホコリの吸引」をします。
シート建材や無垢素材の窓枠が汚れた場合は、水を硬くしぼった柔らかい布で水拭きします。それでも落ちない場合は、中性洗剤を薄めて硬くしぼった柔らかい布で拭いて下さい。
どちらの素材でも水に濡れたらしっかり拭き取り、水を残さないことが大事です。
無垢素材でオイル塗装をしてある場合は水拭きすると塗装が落ちてしまいます。
カラーのオイル塗装をしている場合はカラーが落ちますので、どうしても水拭きする場合は慎重に拭いてください。
ホコリ取りモップを使う場合、油分を含む薬剤が染み込ませてある場合がありますので、窓枠の上に放置したりすると油シミが付く事もありますので注意が必要です。
無垢素材は手入れが難しいイメージを持たれている方が多いと思いますが、木材の日常的な手入れはシート建材と同じで簡単な作業です。
木材の傷消しとオイル塗装のお手入れ方法
無垢木材の手入れが難しいのは傷の処理やオイルの再塗装です。
窓枠の場合は、滅多なことでは傷が付くことはありませんが、浅い傷が付いた場合は紙やすりで傷の部分を削ることで傷を消せることができます。
凹み傷の場合は水をかけてアイロンで熱を加えることで凹んだ木が膨張して傷が目立たなくなります。
窓枠に引っかき傷が入ってしまった場合の傷を消す工程は次の3つです。
はい楽勝!3つの作業をするだけなので誰でも簡単に傷を消すことができます。
まずは粗めの紙ヤスリ150番くらいで削っていきます。引っかいて掘れてしまった傷のまわりを削り、深く掘れたところまで削りながら平らにしていきます。木目に沿って削った方が綺麗に仕上がります。
傷のところだけを削ると、傷は消えますが傷のところだけ凹んだ状態になってしまいす。傷のまわりを削ることで全体的に滑らかで平らにすることができます。
次に、削った表面を目の細かいヤスリで削っていきます。240番くらいの紙やすりを使います。ゴシゴシゴシゴシ……傷の深さにもよりますが10分ぐらい削り続けます。
ここまでの作業で終わりでも良いですが、耐水ペーパーで仕上げをすると傷がどこにあったのかさえ分からなくなります。
傷が消えて滑らかになったら最後に、オイル塗装をします。
オイル塗装の工程は次の5工程です。
はい楽勝!誰でも簡単にできます。
オイル塗料の場合はDIY塗装が素人でも簡単に綺麗に塗装ができます。オイルの再塗装は塗装してある窓枠の上から塗装することができます。
まずは塗装する道具を揃えましょう。オイル塗料は我が家はアールジェイの自然塗料「いろは」を窓枠に使っています。自然塗料「いろは」は国産の健康に配慮した自然塗料で、日本古来の天然顔料「ベンガラ」から色を作っていて白色でも綺麗に塗装できます。
オイル塗料が決まったら、ウエス(布や使い古したタオルや捨てる予定だったTシャツなど)、サンドペーパー(#120~180)、刷毛、マスキングテープ、手袋、新聞紙、塗料を小分けできるカップを用意しましょう。小分けするカップはバーベキューなどで使う使い捨てのスチロールのお椀でも代用できます。
塗装する道具を揃えることができたら、塗装する窓枠材のゴミやホコリを取るために、掃除機ゴミを吸ったりや乾いた布でから拭きをしましょう。
次に塗装しないクロスやサッシ部分はマスキングテープ等で養生をします。床にも新聞紙を敷いて養生をします。
養生が終わったら塗っていきます。塗料缶を開けたら撹拌してから小分けのカップに少量の塗料を移します。顔料が下に溜まっていますのでしっかりと撹拌しましょう。
それでは窓枠に塗装していきましょう。カップに入った塗料を刷毛に染み込ませ、窓枠に薄く薄~く塗っていきます。塗りながら木部に浸透させて下さい。浸透しきらなかった余分な塗料は約20分以内にウエスなどを使って拭き取ります。
余分な塗料を拭き取りながら、窓枠全体を色のバランスよくなるように拭きながらマダラにならないように調整していきます。
乾燥させて完成です。再塗装で元の塗装状態によっては色が濃くなる場合がありますので、サンドペーパーで削ってから塗装したり塗料うすくしたり調整して塗装しましょう。
窓枠に直射日光が当たりすぎる場合は、窓の外側に取り付けができるサンシェードやスダレを使って日除けをすることも窓枠を長持ちさせるさせるためには効果的です。
シート建材でも木材でも日々のお手入れは変わりません。木材の窓枠に深い傷が入った場合の傷消しは少し難しいですが、簡単な傷なら誰でも消すことができます。オイル塗装も誰でも簡単に綺麗に仕上がります。
木材は自分でDIYができるので楽しく綺麗に維持できます。
まとめ
窓枠には木材をオススメする理由がお分かりいただけたでしょうか?
なるべくなら傷みやすいところは木材にすることをオススメします。窓枠や床板や玄関框がとくに傷が付きやすいところです。
簡単には交換ができず、交換する場合は大がかりな工事になりますので、設計段階でご家族や建築会社としっかり相談しましょう。
日々のお手入れは難しいことは全くありません。
むしろ何もしていません。私の場合、寝室の窓枠は1週間に1度掃除掛けをして、他のところは2か月に1度くらいのペースで掃除をしています。
オイル塗装をしておけばメンテナンスもほとんどすることはありません。我が家の窓枠は塗装して6年はそのまま維持できています。
木材は月日が経つにつれて色味が深くなり、経年美からなる艶を楽しむことができるのが木材と一緒に暮らす醍醐味です。
見た目もナチュラルで癒され、木の質感が温かみがありますので、皆さんの家の窓枠には木材を採用してほしいと思い記事を書かせていただきました。
補助金を使ってお得に「快適な住まい」にリノベーションする方法とは!
窓枠を無垢材にリノベーションをする場合には、補助金を上手に活用することでコストを抑えて「快適な住まい」にリノベーションすることができます。
長年使ってきた建材の窓枠は、日焼けや経年劣化によりボロボロになっていませんか?無垢の窓枠に変えることで見た目もナチュラルになり、調湿性能も良くなります。その窓枠のリフォーム工事と一緒に断熱改修をすることで断熱材の使用量に応じて補助金が出ます。無垢窓枠にリノベをして、さらに省エネ性能を高くすることで、お洒落な空間を快適で住みやすい環境にすることができます。
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・既存住宅の窓・ドアを省エネ効果の高い断熱窓・ドアに改修する費用に対して、補助金がもらえる制度が使えます。補助対象工事の内容に応じて、一戸当たり、5万円から最大200万円までの補助金が交付されます。
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交付申請期間は国交省の予算上限に達するまでです。遅くとも2024年12月31日までになります。
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執筆者ie守りのプロフィール
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こだわり: 大工や工務店の皆さんに「常に新しい商品を提案する」ことを心がけています。これまでの建築資材営業の経験を活かし、建築会社からは得られない価値ある情報を発信します。
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