建材屋のie守です。
家を新築・リフォームする際、多くの方が室内ドアのメーカー選びで悩まれるのではないでしょうか。
「どのメーカーも似たように見えるから、建築会社にお任せしよう」と考える方も少なくありません。
しかし、せっかく新築やリフォームするのなら、おしゃれで長持ちする内装にしたいものです。住んでから後悔しないためには、建材室内ドアのメーカー選びが重要なポイントとなります。
これから新築やリフォームする方の
室内ドアを見た目で選ぶ方がほとんどです。
まず、「建具」とは何か、そして「木製建具」と「シート貼り建具」の違いについて理解しておくことが大切です。建具は、ドアや窓、襖など、空間を仕切るためのパーツの総称です。木製建具は天然の木材を使用しており、質感や耐久性に優れていますが、価格が高くメンテナンスが必要なことが多いです。一方、シート貼り建具は、合板や集成材などを使用したもので、コストパフォーマンスが高く、デザインやカラーバリエーションも豊富です。
ドアのデザイン性ももちろん大事ですが、毎日使用するものですから、耐久性にも注目すべきです。もし、すぐに傷がついたり、シートが剥がれたり、穴が開いたりしてしまったら、おしゃれなドアも台無しです。
この記事では、シート貼り建具の耐久性とメンテナンス性に焦点を当てて、失敗しないメーカー選びのポイントをご紹介します。
建具とは?どこの部分のこと?
建具は室内の開口部に取り付けているドアや引き戸、窓、襖のことです。廊下と部屋を仕切ったり、室外と室内を仕切る目的で取り付けされます。
建具の素材は天然木の無垢材(木製建具)やシート貼りの建材(フラッシュ建具)、鉄やアルミや樹脂などがあります。この記事ではフラッシュ建具のメーカーを選ぶポイントを解説します。
フラッシュ建具とは木枠に合板を貼り、化粧のシートを貼った建具のことです。
・出入り建具
玄関や勝手口などに使われる引き戸やドアのこと
・窓建具
サッシ窓や窓枠のこと
・外構建具
門扉やフェンスなどのこと
・内部建具
室内のドアや引き戸、襖や障子、クローゼット折れ戸などのこと
窓枠には無垢材がオススメです。材木屋のプロが無垢材をオススメする理由はこちらをご覧ください。
「木製建具」と「シート貼り建具」の違い
「木製建具」と「シート貼り建具」とでは建具の耐久性が変わります。木製建具はおおよそ70年くらいの耐久性になり、シート貼り建具はおおよそ30年くらいの耐久性になります。
建具コストは建材が70万円くらいに対して、木製建具は95万円くらいになります。
1年当たりの価格にするとシート貼り建具が2.3万円/年ですが、木製建具は1.3万円/年になります。初期費用は木製建具の方が高いですが、耐久性があり長く使えるのでトータル的に見ると木製建具の方が安いコストになります。
1年当たりで見ると木製建具の方が安くなりますね。
調湿効果もある「木製建具」
木製建具は天然木材を使用しているので、木目が綺麗で優しい肌触りになります。調湿効果があり、傷補修も簡単で多少の傷は味になり、時間の経過とともに木材の油分が艶となり、ヴィンテージ感を増して美しく経年変化していきます。
木製建具の欠点は天然木材なので「反りやねじれや割れ」が起こり、ドアの建付けが悪くなることもあります。
シート貼り建具には必要ない、オイルやワックスでのメンテナンスが必要です。
デザインが豊富で安価な「シート貼り建具」
シート貼り建具は色や柄が豊富で、現場に合わせた設計がしやすく、サイズを細かく設定することができます。大量生産なので納期も早いため、現場施工の効率性がよくなります。
シート貼り建具は木製建具よりも安く、中身が空洞になっているので軽く、樹脂化粧シートは汚れや傷が付きにくいのでメンテナンスの必要ありません。
ただし、耐久性がおおよそ30年くらいと木製建具よりも短く、化粧シートがめくれてくることがあります。
傷の補修は無垢よりも難しくなります。
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シート貼り建具メーカー選びで失敗しないためにすること。
家を新築やリフォームする場合、工務店やハウスメーカーが標準仕様にしているメーカーを取り付けすることが多くあります。なぜなら常に扱っているメーカーなら施工方法が分かっていたり、常に使っているので特別単価が出ている場合があるからです。
お気に入りの建具メーカーがある場合は、その建具を取り扱い可能なのかを確認しましょう。
新築する場合には、完成現場見学会に行って「標準仕様のメーカーはどこか?」を聞いたり、現場で建具を触らせてもらったり、説明を聞いてみましょう。
建築会社へ「建具メーカーを変更することが可能なのか?」もしっかり確認しておきましょう。気に入ったメーカーがあってもメーカーを変えられない場合もあります。
メーカーのショールームへ行って実際に室内ドアを見て触れて、メーカーさんから直接説明してもらうのも失敗しない選び方です。
その時に聞きたいのが建具の構造と素材です。
建具本体の構造を説明してくれるメーカーが良いですね。コア部分の構造がしっかりしていて丈夫な建具メーカーが良いですね。
表面材の化粧シートの素材も確認しましょう。多くは「樹脂化粧シート」を使っています。このシートの素材によって汚れや傷の付きにくさが変わります。シートサンプルをもらって油性のマジックで書いて消してみたり、コインで擦ったりして汚れや傷の付き具合を確認すると良いですね。
デザイン性やコストも重要ですが、耐久性の高いメーカーを選ぶことで、シートのめくれや傷が入りにくい建具を使うことができます。
建具メーカーを選ぶポイント
室内ドアを好みのインテリアに合わせることは、これから快適に楽しく過ごすためにはとても重要です。
建具メーカーを選ぶポイントは
①デザイン性
②構造やシートの耐久性
③メンテナンス性
の3つのポイントでメーカーを比較することです。
①シンプルモダンや和モダン、ブルックリンスタイルやカリフォルニアスタイルなどテイストに合わせた建具を選ぶことで毎日の暮らしがとてもHappyになります。
②子供がいるとオモチャやボールを投げたり絵を書いたりと予想不能なことが起こりますので、構造もシートも丈夫な建具を選びたいですね。シートサンプルを取り寄せて、傷や汚れ具合を比較することをオススメします。
③クレヨンやマジックのような油汚れもサッと落とせて、傷も付きにくいようなメンテナンスが必要のないメーカーを選びたいですね。
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まとめ
新築やリフォームで建具を選びますが、建具を扱っているメーカーが多く、どのメーカーにすれば良いのか迷ってしまいます。
特にこのメーカーのデザインが良い!という考えがないようなら、建具のメーカーをデザインで決めるのではなく、耐久性やメンテナンス性の高いメーカーを選ぶことで、後々後悔することもなくなります。
時間があればメーカーショールームを数社回り、耐久性やメンテナンス性について話しを聞いてみると良いですね。そこまで時間が作れないようなら、建築会社へ数社のシートサンプルを用意するようにお願いしてみて下さい。
カタログだけで決めずに、建具の実物を見てから決めましょう!
耐久性の高い建材建具メーカーの化粧シートサンプルを集めて、シートサンプルの傷や汚れへの耐久性について実験しました。建材屋視点での耐久性の高い建具メーカーを以下の記事で紹介します。
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執筆者ie守りのプロフィール
職歴: 「材木・建材・住宅設備の営業職」として15年以上勤務し、新築やリフォーム物件向けに建築資材を提案・販売しています。
こだわり: 大工や工務店の皆さんに「常に新しい商品を提案する」ことを心がけています。これまでの建築資材営業の経験を活かし、建築会社からは得られない価値ある情報を発信します。
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