家の住み心地やインテリアの印象は、建具によって大きく変わります。また、建材建具と無垢建具のどちらを選ぶかによって、生活スタイルやメンテナンスの方法も異なります。建材建具よりも長く使える無垢建具ですが、無垢建具のメーカー選びにお困りではないでしょうか?
これから新築、リフォームする方の
無垢建具は、ナチュラル志向で健康を重視する方に人気があります。自然素材ならではの美しさと、耐用年数が長いのが魅力ですが、「どのメーカーを選べばよいかわからない」という声も少なくありません。
この記事では、無垢建具のメリットとデメリットを解説し、材木屋のプロが厳選した、テイストの異なるおすすめの無垢建具メーカー3社をご紹介します。

今後の家づくりをする際の建具選びの参考にしてください。

無垢建具のメリット、デメリットとは?
無垢建具のメリットとデメリットをしっかり理解したうえで無垢建具のメーカーを選ぶことで、後悔しない家づくりをすることができます。

無垢建具のデメリットを知ることが重要です!
無垢建具のメリット
- 耐用年数が長い
近年では建材建具の化粧シートの質が良くなり傷も汚れも付きにくくなっていますが、無垢建具の方が耐用年数は長くなります。 - 年間コストが安くなる
無垢建具は建材建具よりも耐用年数が長くなる分、設置費用を耐用年数で割ると年間コストが出ます。無垢建具を年間コストで見ると建材建具よりも年間コストは安くなります。 - 経年変化を楽しめる
見た目にも肌触りにも温もりがあり、使い込むほどに味が出て風合いが増していきます。 - 有害物質を発生させないから空気が綺麗
接着剤を使っている建材建具とは違い、天然の木を組み合わせて造っているので無垢建具は有害物質を発生しません。 - 調湿性がある
無垢建具の木が呼吸します。余分な湿気を吸収し、部屋が乾燥してくると湿気を放出して室内の湿度を調整してくれます。 - 耐久性が高い
自然の木を切り出して組み立てて造っているので頑丈に造られています。多少の傷や汚れならDIYで簡単に補修をすることができます。 - 環境に配慮できる
環境に優しい天然木を使っているので有害物質を発生させない、含まない素材です。廃棄の際は産業廃棄物としてではなく、木を再加工して他の用途に再利用、リサイクルすることもできます。天然木なので焼却処分することもできます。
無垢建具のデメリット
- 無垢吸ったり吐いたり呼吸をします。無垢材が呼吸をすることで湿気が多い高湿度だと木は膨張し、低湿度だと木は収縮します。
- 反りや割れが出る可能性がある
膨張や収縮を繰り返すと無垢材は反ったりねじれたり割れたりすることがあるので、湿度はなるべく一定にする方が反りや変形のリスクを減らすことができます。 - メンテナンスが必要
多少の傷ならDIYで補修ができます。無垢材は手垢や汚れが付きやすいのでクリーナー、オイル、ワックスなどを使ったお手入れが必要になります。建具の塗装によってお手入れ方法が変わります。 - 高価な価格帯
大量生産している工業製品の建材建具よりも、無垢建具は天然木を切り出して組み立てているのでやや高めの価格帯になります。初期費用は高くなるものの無垢建具は耐久性があるので長期的に見ると経済的です。
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無垢建具オススメのメーカー3選
材木屋で良く扱う無垢建具のオススメのメーカーを3社紹介します。それぞれのテイストに合わせて使えるように3社を選びました。
″侘び寂び“の効いた和モダンの美しい空間を演出する無垢建具の「イマガワ」

画像引用: イマガワ
国産材の杉と檜を使った、日本のモダンな住まいにコーディネートする無垢建具メーカーのイマガワは、時とともに美しさが増すような百年使っても飽きのこない商品開発や品質の研究を重ねています。

徹底した含水率管理、反りの研究、構造の開発、生産の一元管理、手塗り塗装といった品質に関わることには手間を惜しみません。
国産の杉・桧の優しい手触りと日本の繊細な技術を組み合わせたピン角面の造形は日本らしい佇まいを演出します。
建具の適正なコストを見るためには使用年数で考えるので、1年あたりのコストに換算します。例えば新建材建具の価格が 70万円 ÷ 耐久性30年 =2.3万円/年になり、イマガワの建具の場合 95万円 ÷ 耐久性100年 =1万円/年になるので、1年あたりのコストで見るとイマガワの建具の方が安くなります。
建具屋さんの職人が造る無垢建具の良さとは違う、無垢建具メーカーが造る研究開発された洗練された良さがイマガワにあります。

日本のモダンに合わせる無垢建具メーカーにはイマガワがオススメです。
アーリーアメリカン調や和モダンにも合わせられる無垢建具、ウッドワン

画像引用: ウッドワン
ウッドワンの建具はアーリーアメリカン調やモダンスタイルにも、和モダンにも合わせることができるのでコーディネートの幅が広がります。バリエーションが豊富で和風に合わせられるデザインも揃っています。

ニュージーランドで植林・育林をしていて、地球環境に配慮した商品づくりをコンセプトとしています。ウッドワンの「ロハスの森」で育てたニュージーパインの柾目を使うことで品質が安定し、無垢材のナチュラルな意匠性も最大に引き出しています。
ドアのたて框には反りにくい柾目の無垢一枚板を使用し、建具全体は自然塗料で仕上げています。自然塗料仕上げなのでメンテナンスや傷補修もDIYで簡単に塗装することができ、使い込むうちに飴色の落ち着いた色へ経年変化していきます。
浮造り仕上げにすることで優しい肌触り、柔らかな風合い、木肌の美しさをより引き立たせています。無垢の「調湿作用」により、室内を快適な湿度へ調節することで、カビやダニを防ぐ効果があります。
ウッドワンは無垢建具メーカーの中でもパナソニックやLIXILなどに対抗する大手建材メーカーです。
プレイリーホームズ

画像引用: プレイリーホームズ
プレイリーホームズの建具はイマガワやウッドワンとは違うテイストの無垢建具になります。お洒落で個性的なデザインが豊富にあるのでスタイルに合わせて選ぶことができます。
無塗装で自分好みに塗装ができる
Step door(ステップドア)出典:プレイリーホームズホームページ
ヨーロッパデザインと質感を追求した
EURO TREND(ユーロトレンド)出典:プレイリーホームズホームページ
アメリカ好きにはたまらないこれぞ60年代アメリカ
ACEDOOR(エースドア)出典:プレイリーホームズホームページ
カフェ風の西海岸テイストの
gp door(ジーピードア)出典:プレイリーホームズホームページ
大正ロマンを醸し出す
マツ浪漫ドア出典:プレイリーホームズホームページ
5つのシリーズから選ぶことができ、柔らかい低コストの針葉樹と、硬く高コストの広葉樹を選ぶことができます。家のテイストによって選ぶことができ、木目のプリントではなく無垢を使った本物志向の人向けの無垢建具です。
木の種類を選んで塗装もたくさんの中から選ぶことができるのが魅力ですが、海外発注品のモノもあり納期が掛かるので納期には注意が必要です。

まとめ
年を重ねるごとに馴染み、味が出て愛着が湧く「建具を楽しみたい方」に使ってほしいのが無垢建具です。建具を育てる感覚で、傷も味と考え定期的にメンテナンスをすることで100年長持ちさせることができます。

初期費用はシート建材の建具よりも高くはなりますが、耐用年数が長いので1年あたりのコストで見ると無垢建具の方が安くなります。
和風や和モダンならイマガワ、アーリーアメリカン調やカントリー調ならウッドワン、西海岸や60年代アメリカ調やヨーロッパ調ならプレイリーホームズといったようにテイストに合わせたメーカーを選ぶことができます。
今回紹介した3メーカーは、材木屋の私が工務店さんへオススメして良く使っていただいている無垢建具メーカーになります。建築会社さんに相談して素敵な無垢建具を採用して、無垢建具ライフを楽しんでください。
建材建具の耐久性が高いメーカーを教えてほしい方必見です。下の記事では、建材建具のメンテナンスのこと、建材建具のメーカーを選ぶポイントや、建具の色柄シートサンプルを取り寄せてシートの耐久性の実験して建具の耐久性比較をしました。
👉【建材屋が厳選する】耐久性の高いオススメの建材建具メーカーをご紹介!
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